SNS時代の嫉妬との付き合い方。モヤモヤを夢のヒントにする3ステップ
「嫉妬」や「不満」といった感情は一見マイナスのもの。
もやもやした気持ちは、
できれば正面から向き合いたくないものだと思います。
「別にあの人なんて羨ましくない」
と嫉妬心を感じていることを否定したり、
「望みを持ってもムダ」と
不満を見て見ぬふりをしたり…
こんなふうにマイナス感情にフタをすることが
癖になっている人もいるのではないでしょうか。
苦しくなるものは「見ない」のも一つ
SNSで容易に他人の人生が視界に入ってくる時代です。
SNSがなければ知ることもなかった、
上手くいっている人たちや
自分には持っていないものを
たくさん持っている人たちが視界に入り、
それが私たちを苦しめることもあります。
「どうして私は〇〇さんみたいじゃないんだろう」
「どうして私はあれもこれも持っていないんだろう」と…。
こんな時は、
あえて自分を苦しくさせる情報は見ない、
というのも一つの手です。
誰もかれもフォローするのではなく、
穏やかな気持ちで見られる人だけをフォローする。
眩しすぎて、その人と比べると
自分がみじめに思えてしまうような人は見ないようにする。
人と比べるあまり
自分のことを否定したくなる時は、
まず意識的に視界を狭めることで
大事な自分を守ってあげましょう。
そうすることで、ささいなことに
幸せを感じたり感謝したりすることが
できるようになっていきます。
嫉妬や不満を「ヒント」と捉える
ですが、嫉妬や不満は
時に私たちを前に進ませてくれたり、
心の奥底で望んでいるものをはっきりさせてくれるものでもあります。
誰かに嫉妬心を感じた時。
「なぜ私はこの人に嫉妬するんだろう?」
と分析してみたことはありますか?
例えば「美人だから」という答えが浮かんできたとしますよね。
そうしたら、
「具体的にどの辺が美人だと感じているのか?」
とさらに考えてみるのです。
そして、「この人みたいな目になりたいな」
と思うのだったら、
メイク法や使うアイテムを真似してみたり、
憧れの目元に近づくメイクを研究してみる。
「いつも華やかでオシャレで羨ましい」
と思うのだったら、
似たお洋服を自分でも探して着てみる。
そんな風に夢中になって真似や研究をしていると、
そのうち嫉妬心は気にならなくなるかもしれません。
「私はこういう人を綺麗だと感じるんだな」と、
自分磨きのヒントをもらうことすらできるのです。
また、
「幸せそうだから」「上手くいっているから」
と感じて嫉妬する、という場合。
ただ漠然とそう感じているかもしれませんが、
具体的にどんなところが
「幸せそう」「上手くいっている」と思えるのか、考えてみましょう。
考えているうちに
「私もあの人のように多くの人から評価されたいんだな」
とか
「あの人と同じく、
こんな仕事ができるようになりたいと思っているんだな」
といった、あなたの「隠れた本音」が見つかるかもしれません。
「もやもや」をステップアップの
エネルギーに変えるには
もやもやした気持ちは、
裏を返せば「手に入れたいもの」を教えてくれる感情でもあります。
見ないふりをするのもいいですが、
正面から見つめてみるとあなたの本当の望みが分かることも。
「私にはこんな夢があったんだ」
「本当はこうなりたいと思ってるんだ」
と素直になってみると、
苦しい気持ちがふっと軽くなるでしょう。
そして自分の望みが分かったら…
そこに向かっていく道筋も一緒に考えるとよいですね。
その際にもやはり、
嫉妬を抱いていた対象の人が大きなヒントをくれます。
「あの人はどうしてみんなから愛されるんだろう」
「なぜこの仕事はいつもあの人の
ところに依頼が行くんだろう」といった具合に、
今までとは違った目でその人のことを見てみるのです。
そうするとその人が
見えないところで並大抵でない努力をしていたり、
大きな苦労をした過去があったことなどに気づく場合もあるでしょう。
単なる憧れの目で見ていた時とは
違った一面が浮かび上がってくるかもしれません。
それを実際に参考にするかどうか、
真似するかどうかは、あなた次第。
でも、嫉妬心と向き合う前よりも
確実に一歩前進しているはずです!
[box04 title=”この記事のまとめ”]・苦しくなるのだったら、色々な人を見るのを思いきってやめてみる
・嫉妬心は、自分磨きや自分の本音を知るヒントと捉える
・憧れのあの人の努力に目を向け、真似させてもらう[/box04]
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