【女性必見】生理周期のリズムに合わせたセルフケアで、心地よく過ごす方法【秋】
女性の体と心の状態は、約28日間の生理サイクルのなかで春夏秋冬に例えられる、というお話をしました。
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私たちの心身は、毎日毎日一定ではありません。そこにはサイクルがあります。
この毎月体験するサイクルを、「四季」だととらえてみると理解がしやすいです。
春:生理後から排卵前のおよそ6〜10日間。
夏:排卵期の3〜4日間。
秋:排卵後〜生理前の10〜14日間。
冬:生理中の3日〜7日間。
(各日数は人によって異なります)
女性にはこの「春」「夏」「秋」「冬」それぞれの時期の特徴をぜひ知っておいていただきたいと思います。
きっと心地よい過ごし方や働き方にも大いに活かせますよ!
上の記事では4つの季節の概要をお伝えしましたが、今回は「秋」について詳しくお話したいと思います。
PMSを感じやすい秋は、四季のなかでも疎まれやすく、誤解の多い季節。
ですが女性にとって大事な、一番理解していただきたい時期でもあります。
[chat face=”anna.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]今回の記事は4つの季節のなかでも最長ですが、ぜひ最後まで読んでくださいね。[/chat]
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エネルギーは下降。キーワードは「守り」
春夏に上向きだったエネルギーが下降し始めるのが「秋」です。
上がったら下がるのは自然なサイクル。
生理に向けて水分が子宮に集まってくるので、体も下腹部のあたりが重くなってきます。
「秋」になると私たち女性の体は、排卵期(=「夏」)に排卵された卵を守ろうとします。
「守りの女性ホルモン」プロゲステロンの分泌が増え、「攻めの女性ホルモン」エストロゲンが減少します。
「夏」は交配相手を見つけるためにホルモンが作用し、社交的でいられました。
ですが今度はその卵を守る時期になるので、社交性はなりをひそめます。
大事なものを守るため、内側にこもりたくなってきます。
春夏はノリノリで「YES」と応じていた誘いや求めにも、気軽に応じられなくなることもあるでしょう。
断ることや拒否すること。
もしかしたらこれらを「いけないことだ」と感じる女性もいるかもしれませんね。
いつも穏やかに微笑んで「いいよ」と言わなければいけない、と。
そして、そうできない自分を責めてしまうことはないでしょうか。
どうして調子がいい時のように振る舞えないの?と。
ですがこれは自然なリズム。「一定ではない」というのが女性の持つ特性であって、そこに良いも悪いもないのです。
決して自分を責めないことです。
二つめのキーワードは「デトックス」
積極的に外に出て出会いを求め、新しいものを取り入れることに意識が向いていた春夏。
対して秋冬は「出す」時です。
これまで溜めてきた毒素や不要なものも、次のサイクルに向けて出し始める時なのです。
自分の内側と向き合い、手放すべきものがクリアに見えてくるのが秋の季節です。
「デトックス」とか「整理整頓」が秋のキーワード。
お仕事関連だと、秋は事務的なことをするのに向いています。
社交的なことは夏のうちにやっておき、その後はお家の中で事務的なことをしたり整理整頓をしたり…といったことが向いています。
「冬」(=生理中)に完全に休めるように、こまごまとしたことを終わらせておくとよいでしょう。
何か手をつけていることがあったら、それを終わらせるタイミングでもあります。
安心して冬に休むための準備をする、そんなイメージです。
生理前に同じような思考や感情が押し寄せる理由
生理前に、よく同じ思考や感情が出てくる人はいませんか?
不安を感じたり、ネガティブな考えが繰り返し浮かんできたり…
整理整頓の時である秋には、向き合うべき思考や感情が浮上してくることがあります。
体がデトックスしようとしているのです。
普段我慢しているもの・封じ込めているものが大きければ大きいほど、秋に処理しなくてはならないものが増えます。
10〜14日間と、秋が28日サイクルの中でもっとも長いのはそのため。
そういえば生理前になると、よく同じようなネガティブな思考が浮かんでくる…
そんな人は、一度それを紙に書くなどしてみてください。
「私には価値がないのではないか」
「もっと頑張らなくちゃいけなんじゃないか」
など、生理前のタイミングに繰り返し浮上する感情があれば、一度それを見つめてみてください。
女性には「休むことが仕事」な時がある
現代社会は、女性本来のリズムからすると、少々生きづらいかもしれません。
常に一定の生産性や効率が求められる世の中は、男性にはフィットします。
ですが、女性にとっては必ずしもそうではありません。
直線ではなく、波があるのが女性の自然です。
春があって夏があり、秋がきて冬がくる。
これはごく自然なサイクルであって、そこに良いとか悪いはないのです。
ですが私たちは、「常に一定であること」や「絶好調であること」が良い、とされる価値観の中で育ってきました。
男性優位の社会において、女性が休まなければならない秋と冬の時期は、あまり都合がよくないと言えます。
だから秋には「いま私、ノリノリでいられていない」「絶好調じゃない」などと感じて落ち込んだりするのです。
「どうして一定の生産性を上げられないのか」
「どうして休まなければいけないのか」…
女性は、自分でも気付かずに、そんな無言のプレッシャーのなかで生きていると言えます。
秋や冬があるのは当たり前のこと。
そしてそれぞれに適切な過ごし方があるということ。
だけれど、こんなことを教わらずに育ってきた人がほとんどではないでしょうか。
「元気じゃない私はダメだ」「絶好調じゃない私はダメだ」
そんなふうに社会的な物差しで自分を測って否定したり、押し込めているものが多いと、秋に経験するPMSや生理が必要以上につらかったりします。
大切なのは、自分のごく当たり前のリズムを知って、受け入れ、否定しないことです。
休むべき時には、できる限り休みましょう。
そこに現代社会の物差しを持ち込む必要はありません。
「秋」は、いつもより意識して自分に優しくしてあげる季節です。♡
[box04 title=”生理周期の「秋」おすすめの過ごし方”]
・スケジュールを詰めすぎず、ゆっくり過ごす
・自分を責めず、ただ「こういう時期なんだな」と受け入れる
・繰り返し浮かんでくる思考と向き合うのにぴったり
・溜まっていた事務作業の処理はこの時期に*[/box04]
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