【女性必見】生理周期のリズムに合わせたセルフケアで、心地よく過ごす方法【冬】

女性の体と心の状態は、約28日間の生理サイクルのなかで春夏秋冬にたとえることができる、というお話をしました。

https://yumecoco.me/4seasons/

 

私たちの心とからだは、毎日つねに一定ではありません。

そこにはサイクルがあります。

女性が毎月体験するサイクルを、「四季」だととらえてみると理解がしやすいです。

 

 

女性にはこの「春」「夏」「秋」「冬」それぞれの時期の特徴をぜひ知っておいていただきたいと思います。

きっと、心地よい過ごし方や働き方をするのに活かせますよ！

 

上の記事では4つの季節の概要をお伝えしましたが、今回は「冬」について詳しくお話したいと思います。

 

冬は生理中の数日間のこと。

大事なデトックス期です。

 

まだ読んでいない方は、ぜひ春・夏・秋の記事から読み進めてくださいね。

https://yumecoco.me/spring-woman/

https://yumecoco.me/summer-women/

https://yumecoco.me/autumn-women/

生理のときの唯一の仕事は「やすむこと」

「冬」（生理中）にいちばん大切なことは、しっかり休むこと。

忙しい方もせめてこの時だけは、いつもより睡眠の優先順位を高くしてくださいね。

 

生理中は血流が下半身にいくので、身体が冷えやすく、貧血気味になります。

半身浴をしたり、温かいお茶を飲んだりして、体をよく温めましょう。

 

血流が体の下のほうに行くことで、思考力もすこし弱まります。

その代わり、直感が冴えるのが冬の特徴。

この時期にきたインスピレーションやひらめきはぜひ書きとめておき、生理後の春・夏の活動期に活かしていくとよいでしょう。

ホルモンはどうでしょうか。

女性ホルモンのうち、「攻めのホルモン」であるエストロゲンの分泌が減り、「守りのホルモン」であるプロゲステロンが優勢になる生理中。

 

外に出ていくよりも、内側で自分自身と向き合うべき時です。

社交的に振る舞うことが負担になりやすいので、可能であれば外出の予定は控えめに。

「外の世界」から「自分の内側」に視点がシフト

「春」「夏」（生理後〜排卵期にかけての時期）は外に出て社交をするのに適した時期なのに対し、

「秋」「冬」（排卵後〜生理中）はあまり外に出ず、お家のなかにこもって過ごしたくなります。

 

秋のうちにこまごまとしたことは終わらせておき、生理中の冬はおこもりをするかのようにのんびりと休むのが理想です。

 

この時期をきちんと休めたかどうかが、生理が終わってからまた始まるサイクルのパフォーマンスや精神状態に影響を与えます。

 

陰陽でいえば、春夏とは「陽」の時期。

「どうやったら外の世界の役に立てるだろう」

「どうすれば社会貢献できるかな」

など、

得意なことを活かしながら外の世界の役に立つには？という視点で私たちは物事を考えます。

 

そうやって他の人の求めに自然と答えられるのが、春・夏でした。

反対に秋冬は「陰」の時期。

外の世界よりも内の世界に目を向けくなります。

「他の人が自分に求めていること」ではなく、「自分がこの自分に求めていること」に答えていく時期です。

 

物事を考える視点も

「私にとって大切なことってなんだろう？」

というほうへシフトしていきます。

 

陰と陽、どちらが良くてどちらが悪い、ということではありません。

ただそのようなサイクルがあるということだけです。

一定ではないことが女性にとっては自然なことなのです。

PMSや生理が重くなるのはなぜ？

さて、「私にとって大切なこと」が「他人が私に求めること」と離れていればいるほど、そのギャップは秋冬の私たちに重たくのしかかります。

 

PMSや生理が重くてつらいという人は、秋・冬に無理しすぎないことに加えて、しっかり自分の内面と向き合うことを意識してください。

「私にとって大切なこと」を尊重しましょう。

生理のつらさは単なる体質だけではないことが多いものです。

 

生理は体のデトックス。

知らず知らずのうちに普段からためている精神的な負担も、体は生理中に浄化しようとします。

 

外の世界の期待に応じてばかりいて、あまりに「自分にとって大切なこと」を無視していれば、その処理のために生理が重たくなるのも当たり前なのです。

 

もし可能なら、生理中はあまり忙しく予定を入れず、ゆっくり内省する時間を取れるとよいですね。

 

生理が後半になると、またエストロゲンというホルモンが高まってきます。

少しずつ気持ちがクリアになっていき、気持ちも前向きに。

また始まる「春」からのサイクルを心地よく過ごすためにも、生理中は心身を休めましょう。

 

[box04 title=”冬の過ごし方のポイント“]

・いそがしくてもちゃんと睡眠をとる

・湯船に浸かったりお茶を飲んで体を温める

・できれば運動や外出の予定は控えめにする

・心のデトックスも意識する

[/box04]